一体これは何の拷問だ!
こんなもの、初めから知ってて用意したとしか思えない!
会長に謀られた…。
元々、人の誕生日のことも何もかも知ってて、こんな企画を言い出したに決まってる!
だいたい、この服はなんだ!?
男が女装なんかして何が楽しいっていうんだ!!

「なに?何が不満なの?それならこの眼鏡も貸してあげるから」
「変装用品の種類の問題じゃありません!!」
「いいから、いいから。もう、早くしないと捕まるわよ!」
「…っ…後で覚えといてくださいよ!」
まるで悪人のようなセリフを残して、ルルーシュは生徒会室から飛び出した。





しばらく廊下を歩いてから、ルルーシュは手の中にある変装用品を見つめる。
これを一体どうしようか…。





 →変装しない。
 →我慢して女装する。